2009年2月18日

カリウムが少ないと高血圧のリスク大

バナナや柑橘類などの果物や野菜にはカリウムが多く含まれるので、こうした食べ物を普段の食事にいかに取り入れるかが、減塩と同様に高血圧を防ぐポイントとなります。
カリウムの過少摂取は、ナトリウムの過剰摂取と同様、高血圧の重大な危険因子(リスクファクター)となる可能性のあることが、米テキサス大学サウスウエスタン・メディカルセンター(ダラス)のSusan Hedayati博士らの研究で明らかになった。

研究は、テキサス心臓研究(Texas heart study)において採取した3,300人の尿サンプルを元に分析されたもので、カリウムと血圧についての過去の研究結果を支持するものとなった。今回の結果は、米フィラデルフィアで開かれた米国腎臓学会(ASN)の年次集会で発表された。

Hedayati氏は「尿中のカリウム排泄量が少ないのは、食事に含まれるカリウム含有量が少ないためであり、血圧も高くなる。このカリウムが血圧に与える影響は、ナトリウムの影響よりもさらに大きい」と述べている。また、高血圧とカリウム不足の関連性は、年齢、人種、その他高コレステロール、糖尿病、喫煙などの心血管リスクファクター(危険因子)を交えてもなお、強いものだった。被験者の半数は黒人であり、食事に含まれるカリウム量が最も少なかった。

また今回、カリウムの血圧への影響を左右する可能性のある遺伝子も同定(特定)された。実験室における研究で、WNK1遺伝子が血圧に与えるカリウムの影響の原因であることが示唆され、血圧および遺伝子活性に影響を及ぼす食事に含まれるカリウム値を検討するためのさらなる研究が予定されている。

Hedayati氏は「高カリウムを含む食物はバナナや柑橘(かんきつ)類などの果物や野菜。食事でこれらの食物を大量に摂取することにより、血圧を降下させることができる」としている。

【2009年11月9日 HealthDay News】