2009年9月20日

医者の健康本のほとんどはゴーストライターが書いている

ゴーストライターの是非については賛否両論あります。ゴーストライターも一応プロの書き手である以上、書くことを商売にしていない医者や芸能人よりも文章自体は格段に上手いからです。出版者がゴーストライターを使いたがる理由はそこにあります。資本主義の世界では「売れてなんぼ」。まぁ仕方無い面もあります。

問題はゴーストを使うことではなく、著者にも理解出来ないほどの捏造が頻繁におこなわれることです。特に健康本では"捏造"や"誇大表現"のオンパレードが常態と化している感があります。無闇に信用せず、常に疑いの目を持つことが大事です。
健康関係の本は、、本屋さんの棚にめじろおしに並んでいます。健康上、なにか問題をお持ちのかたが、こういう本を五冊も六冊もおもとめになることがめずらしくないようです。わたしは、そういうことをおやりのかたから、電話や手紙をいただいて、その経験を聞かされているのです。

ふつう、健康の本の著者は、まずお医者さんです。しかし、なまえはお医者さんでも、書くのはたいていゴーストライターといわれる人たちです。お医者さんが自分でペンを持つケースはきわめてまれなことで、わたしはたった一つしかその例を知りません。

お読みになった方がおありかどうかわかりませんが、一時期、わたしはよく雑誌の取材を受けました。取材記者というものは、一種のゴーストライターです。雑談をもとにして記事を書くわけです。じつは、わたしの言ったことが、まともに受け取られたことは、一度もありませんでした。わたしは、それを見ると腹が立つので、掲載誌は見ないことに決めています。

あるとき、事典の取材を受けました。これは、雑誌とちがって後に残るものでもあり、長いものでもあったので、原稿ができたらそれを見せてくれといっておきました。送ってきたものを見ると、それがあんまりひどいものだったので、わたしはこんなものはだめだといってやりました。

すると出版社は、別のゴーストライターをよこしました。それは、いかにもベテランとみえる中年の女性でした。わたしは、その人に、『老化に挑戦せよ』というタイトルの本を書くことになっているということをいいました。すると彼女は、それを自分に書かせてくれといって、わたしを驚かせました。そのとき彼女は、資料を貸してくれとも何ともいわなかったのです。

友人のK博士の場合は、こうです。彼はゴーストライターの前で、一時間あまり話をして、テープレコーダーにそれをおさめました。それから彼は、アメリカの有名なビタミンの本の翻訳書を一冊渡して、これを見てやってくれといいました。こうして、K博士のビタミンの本はできあがりました。

わたしの友人に、有能な新聞記者の古手がいます。彼は今プロダクションをやっているのですが、その部屋の本棚には、健康関係の本がぎっしりつまっています。わたしは、それをみて、参考書かとたずねました。すると彼は、みんな自分が書いたのだといいました。

新聞に出たことですから、ごぞんじの方も多いと思いますが、いま出版される単行本の40%は、ゴーストライターの手になるといわれます。健康関係のものは、とくにその割合が大きいのです。

【三石巌『健康自主管理と食品の常識』より抜粋】

2009年8月26日

ラット試験で ブラジル産プロポリスの体脂肪低減効果を確認

あくまでも動物実験の結果だが、プロポリスがダイエットにも良いという話。まぁ話半分に聞いておきましょう。
奈良女子大学生活環境学部と山田養蜂場(岡山県鏡野町)の研究グループは、ラットを使った共同研究により、ブラジル産プロポリスに体脂肪低減作用や脂質代謝改善作用があることを確認し、このたび論文発表を行った(J.Food Sci.;74,5,H127-131,2009)。 

プロポリスとは、蜂が草木から集めた樹液に唾を混ぜ、巣の入り口やすき間などに塗り固めたもの。抗菌作用や抗アレルギー作用など様々な作用があることが知られており、奈良女子大学らの研究グループも、過去にプロポリスの抗酸化作用を確認、論文を発表している。(J.Agric.Food Chemi.;48,5,1462-1465,2000)

第二弾となる今回の共同研究は、プロポリスが体脂肪や脂質代謝に及ぼす影響や、その作用機序を多面的に探るため、3つの試験方法で実施した。 

まず、ラットを5~6匹ずつ(1)ブラジル産プロポリスを与えない群(対照群)、(2)低用量群(餌に0.05%のプロポリスを混ぜる)、(3)高用量群(0.5%のプロポリスを混ぜる)の3群に分けた。餌はラードを20%含む高脂肪食とし、8週間後に各組織の脂肪重量などを測定した。その結果、腸間膜脂肪、腎臓周りの脂肪、全白色脂肪で、高用量群の脂肪重量が有意に低下。また、血漿と肝臓におけるコレステロールと中性脂肪の濃度についても、高用量群でそれぞれ有意に減少した。

同じ3群で、脂肪の蓄積や代謝に関わる4種類の体内物質の量が、実験前後でどのように変化するかを測定。すると、脂肪細胞の増殖に関わるPPARγ、脂質をエネルギーに代えるPPARα、コレステロール合成に関わるHMG-CoA還元酵素の3種については高用量群で有意に改善し、脂肪酸の合成に関わるSREBP-1は、低用量群、高用量群ともに有意に改善した。

さらに、別の試験で、ラットを5~6匹ずつ、(1)プロポリスを与えない対照群、(2)低用量群(体重1kg当たりプロポリス42.5mg)、(3)高用量群(同425mg)の3群に分けた。12時間絶食させたあとにそれぞれの用量のプロポリスを与え、さらに30分後にオリーブ油を同5ml飲用させて0、2、4、6、8時間後に採血した。すると、2時間後の血中の中性脂肪の量は低用量群、高用量群ともに対照群に比べ有意に低くなり、高用量群では4時間後、6時間後、8時間後でも有意に低くなったことから、プロポリスが脂肪の吸収を阻害する作用があることも明らかになった。

「これはあくまでも動物実験の結果だが、ブラジル産プロポリスを摂取することで、脂質代謝が改善する可能性があることが示された」と、研究にあたった同大の小城勝相教授は話す。

日経ヘルス 2009年8月26日

2009年5月2日

ヘルシーな朝食はダイエットにも有効

朝食は1日の中で最も重要な食事であり、低カロリーの朝食を食べる人は全体的に質の 高い食生活を送っている傾向があることが アメリカの研究でわかりました。

1万2千人の成人対象に行なわれた健康調査によると、所定量に対して低カロリーである エネルギー密度が低い食物(フルーツ・野菜・ 食物繊維を多く含む全粒粉等)を朝食に選ぶ人は、 その他の食事の際にも低カロリーのものを選び、 食品の種類やビタミン・ミネラル類の摂取量も 多かったとのことです。

女性の場合は朝食を抜く人よりきちんと 食べる人の方が平均的に体重が少なく、 男性はエネルギー密度の低い朝食を食べる人が 体重が少ない傾向があったとの結果でした。

ちなみに、デニッシュやドーナツ類は エネルギー密度が高い食品となり、 朝食にはあまりお勧めできないようです。

2009年2月18日

カリウムが少ないと高血圧のリスク大

バナナや柑橘類などの果物や野菜にはカリウムが多く含まれるので、こうした食べ物を普段の食事にいかに取り入れるかが、減塩と同様に高血圧を防ぐポイントとなります。
カリウムの過少摂取は、ナトリウムの過剰摂取と同様、高血圧の重大な危険因子(リスクファクター)となる可能性のあることが、米テキサス大学サウスウエスタン・メディカルセンター(ダラス)のSusan Hedayati博士らの研究で明らかになった。

研究は、テキサス心臓研究(Texas heart study)において採取した3,300人の尿サンプルを元に分析されたもので、カリウムと血圧についての過去の研究結果を支持するものとなった。今回の結果は、米フィラデルフィアで開かれた米国腎臓学会(ASN)の年次集会で発表された。

Hedayati氏は「尿中のカリウム排泄量が少ないのは、食事に含まれるカリウム含有量が少ないためであり、血圧も高くなる。このカリウムが血圧に与える影響は、ナトリウムの影響よりもさらに大きい」と述べている。また、高血圧とカリウム不足の関連性は、年齢、人種、その他高コレステロール、糖尿病、喫煙などの心血管リスクファクター(危険因子)を交えてもなお、強いものだった。被験者の半数は黒人であり、食事に含まれるカリウム量が最も少なかった。

また今回、カリウムの血圧への影響を左右する可能性のある遺伝子も同定(特定)された。実験室における研究で、WNK1遺伝子が血圧に与えるカリウムの影響の原因であることが示唆され、血圧および遺伝子活性に影響を及ぼす食事に含まれるカリウム値を検討するためのさらなる研究が予定されている。

Hedayati氏は「高カリウムを含む食物はバナナや柑橘(かんきつ)類などの果物や野菜。食事でこれらの食物を大量に摂取することにより、血圧を降下させることができる」としている。

【2009年11月9日 HealthDay News】