2008年4月25日

ザクロに心臓保護作用

紀元前2000年からイランで栽培されているというザクロ。

フェニキュア人が地中海地方にもたらし、欧州に伝播していった。それはやがて海を越えて、アメリカ大陸にも普及することになる。ブラジルの植民者ポルトガル人は、年末のフェスタで食する習慣を持っていた。カネ、財産、幸運を約束するものだと考えられていたため。大晦日の晩に十二個の種を吸い、それらを包んで一年中財布の中に入れておけば、繁栄が保証されるという民間伝承もある。

ザクロの運は何も、物質的なものだけに限らない。フェノール酸やフラボノイドが豊富な上、抗酸化作用もあり、心臓血管を保護する。健康維持に大きな味方だ。心臓の力を高めるのは、主に赤ワインに含まれるガーリック酸の働きによる。皮、白色部分、種も利用可能。果物全体の圧縮エキスはタンニンを含み、がん予防につながる。最近の研究によれば、前立腺にできた腫瘍の進行を食い止めることも分かってきた。ラットを使った実験で証明済み。これから臨床医学に入る段階だという。

民間療法で、皮を使った茶は喉の炎症、下痢に効くといわれている。これら抗生作用をナノ・テクノロジーに利用するために、リオ・デ・ジャネイロ連邦大学が研究を重ねているところだ。ただ収れん作用があるので、胃を攻撃する恐れがあり、不快感や吐き気のもとになる。