2008年10月16日

大腸ポリープ、緑茶カテキンで再発予防

大腸癌の患者数は推定21万人(平成17年度 統計調査より)です。大腸癌発症の原因のひとつとして、日本人の食生活が欧米風になったことが挙げられています。健康な肉体は普段の食事から気をつけることが大事なのは言うまでもありません。でもやっぱり、おいしい食事の誘惑には負けてしまいがち! せめて食後に日本茶を飲むという習慣を日常に取り入れるのは簡単にできそうです。
緑茶成分のカテキンを含む錠剤を飲み続けると大腸ポリープの再発が抑えられることを、岐阜大医学部の清水雅仁助教や森脇久隆教授らが臨床試験で確かめた。名古屋市で28日から開かれる日本癌学会で発表する。大腸がんのもとになるポリープの再発予防が緑茶錠剤の臨床試験で実証されたのは初めてという。手軽な緑茶錠剤によるがん予防の可能性をうかがわせる成果といえる。

臨床試験には、岐阜大病院など岐阜県内の4病院が参加した。大腸ポリープを内視鏡で切除した125人のうち60人に緑茶錠剤3錠(計1.5グラム、6杯分)を毎日飲んでもらい、飲まない65人と、1年後に大腸を内視鏡で検査して、ポリープ再発率を比べた。臨床試験で使用された錠剤の量は1日3錠(緑茶6杯分)。森脇教授は「緑茶をよく飲むという生活習慣で予防できる可能性もある」と話しています。

【2008年10月16日 産経ニュース】

2008年8月14日

野菜で食道がん予防 摂取100グラム増でリスク10%減

菜食が健康に良いというのは昔から言われていること。他のがんや疾患についても効果があるはずです。
野菜や果物の摂取量が多い男性は、食道がんになるリスクが低いとの疫学調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が14日、発表した。

合計摂取量を推定して3グループに分けると、摂取量「高」のグループは「低」に比べリスクがほぼ半減。摂取量が1日当たり100グラム増えるとリスクは約10%低下した。特にキャベツや大根、小松菜などで関連がみられた。調査は岩手など8県の45―74歳の男性約3万9000人を、1995年から平均で約8年追跡。この間に116人が、日本人の食道がんの大半を占める扁平上皮がんになった。

2008年4月25日

ザクロに心臓保護作用

紀元前2000年からイランで栽培されているというザクロ。

フェニキュア人が地中海地方にもたらし、欧州に伝播していった。それはやがて海を越えて、アメリカ大陸にも普及することになる。ブラジルの植民者ポルトガル人は、年末のフェスタで食する習慣を持っていた。カネ、財産、幸運を約束するものだと考えられていたため。大晦日の晩に十二個の種を吸い、それらを包んで一年中財布の中に入れておけば、繁栄が保証されるという民間伝承もある。

ザクロの運は何も、物質的なものだけに限らない。フェノール酸やフラボノイドが豊富な上、抗酸化作用もあり、心臓血管を保護する。健康維持に大きな味方だ。心臓の力を高めるのは、主に赤ワインに含まれるガーリック酸の働きによる。皮、白色部分、種も利用可能。果物全体の圧縮エキスはタンニンを含み、がん予防につながる。最近の研究によれば、前立腺にできた腫瘍の進行を食い止めることも分かってきた。ラットを使った実験で証明済み。これから臨床医学に入る段階だという。

民間療法で、皮を使った茶は喉の炎症、下痢に効くといわれている。これら抗生作用をナノ・テクノロジーに利用するために、リオ・デ・ジャネイロ連邦大学が研究を重ねているところだ。ただ収れん作用があるので、胃を攻撃する恐れがあり、不快感や吐き気のもとになる。